2001/11/05 フォンランド経由オーストリアから帰ってきました
フィンランド経由オーストリアから帰ってきました。日本に帰国してからは、JISS国立スポーツ科学センターで行なわれたJOCのコーチ会議や池袋で開催されているウィンターリゾートフェスティバルに行ってきました。

JOCコーチ会議は、主に「ゴールドプラン」なる10年後のメダル倍増計画の骨子を理解してもらうためのもので、非常に関心を呼び興味を持たれるものだったと思います。
僕はその中の情報戦略プロジェクトのチーフを仰せつかっているのですが、これからは選手やコーチの現場に直接に結びつく強化の情報を収集し、そのことを還元していくことや、強化へリンクする諸条件の基盤整備を確実に進めて、関係者全てで目的を見据えることで一丸となって強化を活動していかなければと思っています。
これからのテーマは情報収集を如何に効率良く還元するか、つまりその情報を実のあるものとして、現場や各クラブへの還流システムを構築したいと考えています。情報が有功に活用されはじめて財産になり、知識と情熱の宝庫になるとですから。

毎年行なわれている恒例の池袋のウィンターリゾートフェスティバルを見てきましたが、森林と湖の国フィンランドから帰って来たばかりなので開催されているサンシャインシティに行くまでに、情けないことにその人ごみの多さに酔ってしまいました。フェスティバルも盛況でしたが、今シーズンはどこのスキー場もこのように活気を持ってスキーを楽しむ方が増えてもらえばと願う気持ちです。それには地域性を重んじたプロモーションの展開と家族が楽しめる滞在型スキープランの受け皿ではないかと思います。
簡単にスキーを親しめるマテリアルの普及やゲレンデ整備も一つのベースと思います。

フィンランドは、おおらかな国との印象でした。2007年に札幌市がFISノルディック世界選手権の立候補をしているのですが、昨シーズン開催したフィンランド・ラハティを訪ねて情報を入手することとその国際映像のTV制作をしたYLEフィンランド公共放送局とのミーティングが主な目的でした。ラハティは過去三度ノルディック世界選手権を開催しまたオリンピック以外の種目の世界大会ワールドゲームズも開催しているスポーツタウンです。スポーツ施設を有効活用し国際的なスポーツイベントを周期的に開催することで、市民の意識向上や街の活性化を図っている街です。
またYLEフィンランド公共放送局のTVメディアを通してのノルディックスキーの普及は羨ましい限りででした。フィンランドではアイスホッケーが一番ポピュラーなスポーツですが、その後にクロスカントリーとスキージャンプが国民的人気スポーツで、TVメディアがバックアップして国が一丸となって普及と強化に力をかしている姿勢を感じました。

ところでフィンランドは、国際競争力がトップスリーに入る国です。(日本は22位前後)おおらかな国の雰囲気からはあまり感じられないのですが、その理由はEU圏への加盟による自由競争原理が働いたとのことです。また英語をビジネス用語にしたこととIT化の推進が上げられるそうです。日本と程同じ面積で(30万平方m)で550万ほどの人口ですから、自然に囲まれた湖の国との印象どおりの国でしたが、これほどの国際的に競争力がある国とは一見感じられませんでした。潜在パワーは全ての国民が持っていること。如何に自国の国民性を理解して政策を決定するか。その中での国民性の情熱とモティベーションを引き出すかなのでしょう。
サンタクロースとムーミンのお伽噺の国にこれだけの経済的にも現実性を持っている国で、不思議なバランスの世界を興味深く感じた二日間でした。
Aki 村里
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