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前回はレースカービングスキーの性能を最大限に引き出し、運動パフォーマンスを向上させるために必要な、雪上でのベーシックトレーニングについて紹介しました。今回はそのベーシックトレーニングを踏まえた上で、日本のジュニアレーサーの滑りを例に、優れている点、改善点、今後の課題について解説していきます。
では、アルペンスキーにおける運動パフォーマンスの向上とはどのようなことなのでしょうか?
スキーというスポーツは自然の中で行なわれるものであり、常に状況が変化している中で行なうスポーツです。その中でもアルペンスキーは、1つのコースの中に斜面変化、ポールセットのリズム変化、雪質の変化、また、ひとり滑るごとに溝が深くなるなど、ひとつとして同じ状況はないと言えます。その刻々と変化するさまざまな状況を視覚で捉え、瞬時に判断し対応していく複合的能力が求められるわけです。
あらゆる状況に対応するために重要なのは、骨盤を前傾させ、腰を常に高い位置でキープし、前後左右に動きやすい姿勢をとるという事です。
もちろん個々の体格・骨格の違いもありますし、ジュニア期においては成長の度合にも違いがあるので、トップ選手の滑りの形だけを追い求めるのではなく、個々の体格・骨格・成長の度合に合った正しい姿勢をとった上で滑りを作り上げていく事が、運動パフォーマンスの向上なのです。
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