UNITY Authentic Racing 2006-2007
Contents
レギュラーキャンプ
ウィークディレーストレーニング
シーズンインキャンプ
トレーニングキャンプ
野沢温泉トレーニングキャンプ
ボディアライメント & ビギナーズレース トレーニング キャンプ
スプリングキャンプ
ジュニアレーシングキャンプ
お問い合わせ/パンフレット請求
キャンプカレンダーダウンロード
ニュース
ユニティスキーレーシングとは
キャンプレポート
テクニック&アドバイス
スタッフ
インフォメーション
リンク

月刊スキーコンプ Vol.301 page74-75
月刊スキーコンプ 2005.2月号 ジュニアレーサーに贈る「効率の良いトレーニングマニュアル」
最終回・ジュニアレーサーのシーズンを通しての戦い方
世界を目指して日々努力しているジュニアレーサーたち。特に中学生や高校生になれば、それぞれ全国レベルの大会も行われるようになり、その競争はより激しくなってくる。そこから世界へと道を広げるには、是非とも効率の良いトレーニングを行ないたいものだ。そこで、ここではジュニアレーサーの育成で実績を残してきたユニティスキーレーシングが、効率の良いトレーニングの方法を紹介する。

構成 / ユニティスキーレーシング(USR)
文 / 上林卓司(USRディレクター・T.C.S.)、大瀧詞久(USRコーチ)
写真 / 株式会社スキーコンプ編集部


■プロフィール

大瀧詞久(おおたきのりひさ)
1977年3月29日生まれ。長野県野沢温泉村出身。飯山南高卒業後ストラットンマウンテンPG入学。その後地元でジュニアの指導にあたる。全日本女子ナショナルチームアシスタントコーチ、D・バーチレースアカデミーでの研修を経て再び地元ジュニアの指導にもどる。今シーズンよりUSRコーチとしてジュニアだけではなく幅広い層のスキーヤーの指導にあたる


 はじめに
これまで4回にわたりジュニアレーサーの為の様々なトレーニング方法を紹介させていただきました。これらのトレーニングマニュアルは、これから世界を目指すジュニア選手達のレベルアップには必要不可欠な要素ばかりですが、これらのトレーニングで本当に世界を目指せるジュニア選手を育成することが出来るのでしょうか?

シーズンを通して体のコンディションやスキーの調子を良い状態でキープし、さらにレベルアップしていくためには、それぞれの選手に合わせたトレーニングやレーススケジュールを組み立てていく必要があります。

ワールドカップレーサーでもシーズンを通して好調を維持するのは難しいように、体力や運動パフォーマンスのベースがしっかり出来ていないジュニアレーサーが好調なままシーズンを終えることは非常に難しいことだと思います。ワールドカップレーサーもレースでは常に最高のパフォーマンスを行なうために、雪上トレーニングはもちろんコンディショントレーニングもしっかり行ない、また休養もとりながらレースを転戦していきます。これらのバランスを選手のコンディションを踏まえたうえで、うまく調整しスケジューリングすることで安定した結果を得ることが出来るのです。

ジュニアレーサーにも同じ事が言え、チームの中でも体力のある選手やない選手、体調を崩している選手、スキーの調子が良い選手、悪い選手がいると思います。それら全員の選手を全く同じスケジュールで行動させ、同じトレーニングメニューを行なってもそれが合う選手、合わない選手が出てくるのは当然です。

同じチームでトレーニングを行ないレースを転戦するにしても、個々の選手の体調やコンディション、レベルに合わせたトレーニング、レーススケジュールを組んであげることでその選手の良さをより引き出していくことが出来るのではないでしょうか。

今回は、ジュニアレーサーがスキーシーズンを快適に過ごすためのポイントをいくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
 ジュニアレーサーについて
現在のワールドカップレーサーにも当選ジュニア期があり、誰しもが通る道ではないでしょうか?そのジュニア期に質の高いトレーニングをすることも大事なのですが、それよりもレーサー本人がどのような目標を持ってトレーニングを行うかによって成長の度合いが異なってきます。

しかし、日本のジュニア選手は目標を立てる時、周りの目を気にして自分の目標に対しての向上心を自ら抑えているレーサーが多いのではないでしょうか?

その他に日本のジュニアのレーサーに多いタイプとして、ジュニアの時から技術的なことは高いものを持っていて世界のジュニアのレーサーに引けを取りませんが、後に目標を失い色々な誘惑(仲間との遊び等)に負けてそこから伸びない選手がたくさんいます。さらにジュニア期にはしっかり行なっていた基本トレーニングも、年を重ねるごとにそれを行なう事が格好悪いと思い、トップ選手の格好だけを真似て滑るようになってしまい速さを失ってしまう選手も少なくはないようです。

しかし世界で戦っているレーサーの多くは、ジュニア期からしっかりとした将来のビジョンを持ち、自分自身がやらなくてはいけない事を自信を持って行なっていると思われます。コーチから与えられた課題や練習メニューを行なう事は選手として当然な事ですが、その練習をただ消化して行くのではなく、自分から向上心をもって行なわなければ何をやっても意味のない練習になりかねません。従ってジュニア期に最も重要な事は、目標を持ちそれを認識し意識しながらトレーニングを行なう事ではないでしょうか!

 シーズンはじめのトレーニング
シーズンはじめのトレーニング方法としては、フリースキーを中心としたトレーニングが必要になってきます。シーズンはじめは新しい道具に慣れることや、スキー感覚を取り戻す為にもできる限り滑走量を多くしてフリースキーを行うことが必要です。

そして今後、雪の上で要求される多種多様なパフォーマンスをする為には、フリースキーの中でコーディネーショントレーニングを早い時期から少しずつ取り入れていくと、新しい道具やスキー感覚に早くなれるとともにスムースにシーズンに入っていけるようになるはずです。
シーズン始めのトレーニング方法としては、フリースキーを中心としたトレーニングが必要になってきます。シーズン始めは新しい道具に慣れることや、スキー感覚を取り戻す為にも出来る限り滑走量を多くしてフリースキーを行なう事が必要です。

そして今後雪の上で要求される多種多様なパフォーマンスをする為には、フリースキーの中でコーディネーショントレーニングを早い時期から少しずつ取り入れていくと、新しい道具やスキー感覚に早く慣れると共にスムースにシーズンに入っていけるようになるはずです。また焦ってポールトレーニングをすぐに始める事によって、ポール感覚には慣れますがただ慣れてしまうだけで先シーズンの悪い癖がそのまま出てしまう恐れがあり、なかなか技術を習得できなくなります。基本トレーニングを多く取り入れ、基本動作、バランス感覚そして様々な状況下においての対応能力を養う必要があります。


Copyright 2006.Sports Unity Inc.All right reserved.