キャンプ・ツアー報告

-残暑お見舞い申し上げます!  From New Zealand!-

クイーンズタウン・松ノ木 敏雄 2008年8月2日(土)〜2008年8月10日(日)

8月2日の猛暑の中、日本を出発。南半球ニュージーランドのクライストチャーチまで11時間のロングフライトですが、時差が3時間と少ないので苦にならない旅です。クライストチャーチからは国内線に乗り換え、クィーンズタウンへと向かいます。飛行機の窓からは、白く雪に覆われたサザンアルプスの山並みを眼下に見て、皆さん長旅の疲れも忘れて、ワクワクと気持ちも盛り上がります。

 クィーンズタウンに到着後は、ノボテルガーデンホテルにチェックイン。目の前はワカティプ湖、そしてクイーンズタウンガーデンに隣接する、素晴らしいロケーションのホテルです。

 クィーンズタウンの街は小さくこじんまりとしていますが、必要な施設は整っていて、何よりも治安が良く、ツアーのベースには最高の環境です。私の大好きな街です。

 初日の夕食は、メモリーズ・オブ・ホンコンでチャイニーズの丸テーブルを囲み、翌日からのスケジュールの打ち合わせをしましたが、参加者全員スキー大好き人間で、今回は観光なしのスキー三昧になりそうな気配がしました。

 クイーンズタウン滞在2日目は、街から一番近いコロネットピーク・ スキー場へ。今シーズンは積雪量は少なめではありましたが、全面滑走可能と滑るには何の支障もない条件でした。山頂には雪雲がかかっていたため、視界が十分に取れない様子でしたので、初日でもありますし下の方で基礎練習を中心に滑走感覚を取り戻すことにしました。あまり視界の良くないコンディションにも関わらず、皆さん午後3時までしっかりと基礎練習を行い、滑走感覚のイメージがよくなり、基礎練習の大切さを理解して頂けたようです。

 3日目はリマーカブルスキー場へ。この日も天候はあまり良くなくて、強風が吹いてリフトが止まったり、ゲレンデに吹きだまりがあったりと、コンディションも良くなかったのですが、全員でしっかり全コースを滑りました。午後は晴れ間を見て、オフピステにも挑戦。ウィンドクラストではありましたが、意外と雪質は良く、皆さん快調なスキーイングでした。前日の基礎練習の成果が感じられました。二本三本とオフピステを繰り返し滑ると、みなさん思い思いのシュプールが描けるようになり、何かを感じて掴んで下さった手応えを覚えました。いいコンディションでは無かったにも関わらず、五時間しっかり滑り込み、帰途の車中では心地良い疲労感と、難しい斜面を滑り降りた達成感・征服感から、満足の笑顔が見られました。

 夕食は、ステーキハウス・シーフードレストランとそれぞれのお好みで別れましたが、クイーンズタウンは地元の肉料理から、シーフード、 イタリアン、チャイニーズ、コリアン、タイ料理、インド料理、日本料理と美味しいレストランが沢山あり、アフタースキーも大いに楽しめます。私は日本と同じ島国のシーフードが好みです。

 4日目、少し疲れが出てきたあたりですが、朝8時15分の出発時間には全員勢揃いでやる気満々!コロネットピーク・スキー場のお天気が良く絶好のコンディションとの情報を得て再度挑戦。コロネットピークスキー場は、コースが多く、斜面変化もあり、いろいろなシチュエーションでスキーが楽しめる魅力あるスキー場です。この日は視界も良いので、スピードアップして滑ってみることに。日本のスキー場では味わえない程の急斜面、斜面変化、不整地とバラエティに富んだゲレンデを滑り、雪面から感じる物を大切にし、また課題を持って滑走感覚を覚え、そして基礎練習を繰り返し、ますます充実したスキーイングを楽しみました。

 コロネットピーク・スキー場全コースを制覇する中で、沢山のフィーリングを習得しました。斜面が教えてくれる感覚が、皆さんの従来のスキーの感覚を変え、上達へと導いてくれました。皆さんの基本に対するスキー観が確かに変化した瞬間です。スキーで充たされた日の夕食はフレンチと日本食。スキーにもお食事にも満足されたことでしょう。

 5日目、天気予報を信じて、早朝7時にトレブルコーン・スキー場に向かって遠征。最高の快晴でした。トレブルコーン・スキー場はニュージーランドのスキー場の中でも標高が高く、積雪も雪質も期待を裏切りません。山全面がスキーエリアで、1本のコースも長く、とても1日で
は制覇できないほどのコースがあり広いスキー場です。午前中は、固くしまって整備された整地で、舵取り中心に質の高いスキーのトレーニングを重点に練習し、午後は、急斜面・不整地を滑ることで、スキーの本質・愉しさを味わえて頂いたように思います。見せる(見られる)ス
キーから、滑って愉しむスキーへと変化し、対軸の感じられる線の太い強いスキーイングへとシフトしているのがはっきり分かりました。まだまだ滑りたい気持ちを抑え、トレブルコーン・スキー場を後にし、帰途、ワイナリー(インターアルペン元スタッフがおります)に寄り道し、今晩の反省会用のワインを仕込み、ホテルへと帰還。

 6日目、早くも最終日を迎え、コロネットピーク・スキー場で最終仕上げに取り組みます。斜面変化のあるバーンで、スピードの変化、舵取りリズムを変化させ、自由自在に滑る中で、舵取りテーマの難易度を上げてみました。みなさん、今回のキャンプでのトレーニング成果が充分
に発揮され、それらが全身で表現されていました。

 今キャンプは、初日の基本練習をベースに、いろんなシチュエーションを滑ることによって、更にスキーの基本が正しく理解され、スキーに対する考え方の変化が、応用力のある滑走力の習得へと導き、大きな成果を得られたと思います。日本での'09シーズンに向けて、みなさん大きな一歩を踏み出されたと確信しています。

シー ハイル!!
松ノ木敏雄

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text& Photo:Toshio Matsunoki
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